手仕事の力感じて タイ「うさとの服」展示会 27~29日 茨城・ひたちなか

タイ北部のチェンマイを拠点にする服飾デザイナー、さとううさぶろうさんが独自の哲学で商品開発している「うさとの服」の展示会が27~29日、茨城県ひたちなか市馬渡のイバケン本社どんぐりの森で開かれる。企画したコーディネーターの女性は「天然の素材、手仕事で作られた物を身に付けることで得られる力を知ってほしい」としている。
展示会を実施するのは同県常陸太田市在住のタイ古典舞踊家、Emiko ルジラーさん。さとうさんの作り出す服の販売企画を地域で担う全国のコーディネーター約100人のうちの一人。自らの企画による展示会は3月の常陸太田市に続いて今年2回目となる。
Emikoさんは「手のぬくもりがあり、手間暇かけて作られた服にはエネルギーがあり、人を癒やし、元気にさせる」というさとうさんの服に関する哲学に共鳴。自らコーディネーターになることを志願し、3年前から務めている。
うさとの服はタイ、ラオスで栽培された綿や麻を現地の人が紡いで染色し、機織りした布地で作られる。デザインはさとうさんが考えるが、縫製は現地の人の手で行われる。今回の展示会ではシャツやスカート、パンツ、小物類などがそろう見込みだ。Emikoさんは「ぜひ商品を手に取って、自由に感じてもらいたい」と話している。
午前10時~午後5時(最終日同3時まで)。入場無料。問い合わせはEmikoさん(電)090(6498)8034。