栃木県大田原市の「くまかわいちご園」とちあいか食味コンテストで最高金賞 販売は直売所でも
下野新聞
2025年3月17日

1月に開かれた栃木県産イチゴ「とちあいか」の食味コンテストで、最高金賞を受賞した「くまかわいちご園」(大田原市戸野内)の相馬亮冴さん(30)が10日、大田原市の相馬憲一市長を表敬訪問した。
コンテストは栽培技術の確立とブランド力強化を図る県の「とちあいか食味向上プロジェクト」の一環で開催され、県内21の生産者が出品した。
相馬さんは看護師や飲食店従業員として働いた後、県農業大学校の「とちぎ農業未来塾」で農業経営の知識や栽培技術を学び、2022年3月に就農した。
現在はとちあいか、ミルキーベリー、真紅の美鈴の3品種を中心に、ビニールハウス11棟で栽培。県内道の駅やJAなどに出荷する他、実家の蔵を改修した直売所で販売している。
市役所を訪れた相馬さんは、徹底した温度管理の手法やヘタの周りまで赤くするための工夫などを説明し、「賞に恥じないイチゴを安定して生産できるようにしたい」と今後の抱負を語った。相馬市長は「大変誇らしく思う」とたたえた。
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