“江戸時代の二大絵師”谷文晁と葛飾北斎が夢の競演 宇都宮・栃木県立美術館で企画展が開幕

下野新聞
2023年10月24日

江戸後期に活躍した2人の絵師、谷文晁(1763~1840年)と葛飾北斎(1760~1849年)を紹介する企画展「文晁と北斎-このふたり、ただものにあらず」(栃木県立美術館、下野新聞社主催)が21日、栃木県宇都宮市桜4丁目の栃木県立美術館で開幕した。

同展は江戸絵画界の二大ブランドと評される、対照的な2人の絵師を紹介する。初公開を含む肉筆画、版画など87点を展示し、半期ずつ「冨嶽三十六景」全46図を公開する。

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この日は開会式後、橋本慎司副館長兼学芸課長によるギャラリートークが行われ、多くの来館者が作品を見て回った。橋本副館長は「2人はジャンルが違うが、この展示で共通点が分かると思う。貴重な作品も豊富にあるので、ぜひ見てほしい」と呼びかけた。

12月24日まで(月曜休館)。観覧料は一般千円、高校・大学生600円、中学生以下無料。

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