“機関士姿”で撮影も 旧鹿島鉄道、気動車2両公開

茨城新聞
2015年7月1日

2007年廃線になった鹿島鉄道の気動車2両を公開するイベントが6月28日、鉾田市当間の「ほっとパーク鉾田」多目的広場で開かれた。市内外から親子連れらが訪れ、鉄道模型やプラレールなどを楽しんだ。2両の保存活動を続ける「鉾田駅保存会」主催。

廃線当時、国内現役最古の気動車だった「キハ601」(1936年製造)では鉄道模型を走らせ、同鉄道の関連グッズなどを販売。運転席で愛娘(2)の機関士姿を撮影した土浦市の佐藤寿治さん(36)は「僕も鉄道模型を持っていた」と懐かしそう。プラレール遊びが行われた「KR-505」では子どもたちが夢中に。5歳と2歳の兄弟を遊ばせていた水戸市の市村洋一さん(41)は「子どもらが電車好きで。また来たい」と笑顔だった。

車外では手こぎトロッコの体験乗車もあり、代わる代わる乗って楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿が見られた。

同保存会は廃線以降、毎月第4日曜など定期的に2両を公開するイベントを実施。保存会の川津重夫さん(49)と岡野利通さん(51)は「ほそぼそと続けている。一度見に来てみては」と話していた。 

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