運転体験 28日再開 機関車「EF63」 線路工事が終了 安中・鉄道文化むら
上毛新聞
2016年3月17日
安中市が同市松井田町横川の碓氷峠鉄道文化むらで進める、電気機関車「EF63」の運転体験区間の線路工事がほぼ終了した。19日に同施設で記念出発式を開き、工事の影響で休業していたトロッコ列車の運行も再開する。EF63の一般向け運転体験は28日から始める予定。
市は線路の経年劣化が進んでいたことなどから昨年9月、一部トロッコ列車との共有区間を含む約450メートルでレールや枕木、砕石などの全面的な改修工事に着手。現在業者が最終確認をしており、18日に引き渡し予定だ。
19日は、トロッコ列車の今年初運行を実施し、茂木英子市長がEF63の運転体験に挑戦する。
EF63運転体験は28日から正式再開。車両の試運転など安全確認をする必要があり、同日以降の予約受け付けを開始している。
同施設によると、年間利用者数はEF63の運転体験が約3千人、トロッコ列車が約5万人でともに主要コンテンツとなっている。
線路整備のほか、アプト式鉄道に使われたラックレールを、碓氷峠の最大勾配66・7パーミルを再現した傾斜で設置し直した。同レールは横川―軽井沢間11・2キロのうち、勾配のきつい約8キロ区間で敷設されていた。
問い合わせは同施設(☎027・380・4163)へ。
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