春“満開”水戸の梅まつり開幕 大使ら笑顔で出迎え 21日まで

茨城新聞
2021年3月2日

「水戸の梅まつり」が1日、水戸市の偕楽園と弘道館で開幕した。新型コロナウイルスの感染拡大で県独自の緊急事態宣言が出ていたため、開幕は例年より2週間ほどずれ込んだが、開花が目に見え、平日ながらも市内外から客が観梅に訪れていた。

オープニングは午前9時から、東門近くで水戸の梅大使らが着物姿で客を出迎えた。大使の1人、根本真美さん(37)は「去年も途中から中止になって、今年も開幕できるか不安だった。その分、お客さまを笑顔いっぱいでもてなしたい」と意気込んだ。

同まつり実行委によると、梅の開花率は偕楽園約80%、弘道館約75%。偕楽園内では、白梅や紅梅が見事に咲き誇り、春を思わせる陽光に照らされていた。自転車で訪れた市内の50代女性は「花もきれいに咲き始めて、香りもいい。まつりも無事に開幕できて市民としてうれしい」と喜んだ。

偕楽園公園センターによると、園内の梅は来週中にも見頃を迎える見込み。会期は21日まで。

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