温泉郷に幻想の光 日光・鬼怒川 恒例「花回廊」

下野新聞
2019年9月30日

 【日光】初秋の鬼怒川温泉の夜を彩る恒例の「月あかり花回廊 第10章」(同実行委員会主催)が28日夜、藤原の鬼怒川公園を主会場に始まった。10月7日まで。

 「月あかりの下で、自然と人の優しさに出会う」をテーマに、明かり、花、草木を基調に温泉街を演出している。同公園に隣接する森では優雅な和傘を、ほのかな明かりでライトアップし幻想的な空間をつくりだしている。足元からは虫の音が聞こえ、秋の風情を感じさせる。

 夫とカメラの撮影旅行で訪れていた足利市通6丁目、主婦出井佐久子(いでいさくこ)さん(70)は「初めて来ました。とてもすてきで、気持ちが落ち着きますね」とシャッターを切っていた。

 ライトアップは午後6時~9時。土日は9時半まで。入場無料。(問)同実行委員会事務局0288・22・1525。