人面の石製品や土器 下大賀遺跡の企画展 茨城・那珂
茨城新聞
2026年8月27日

茨城県那珂市の「下大賀遺跡」を理解してもらおうと、企画展「なぞ解き、おどろき、下大賀いせき」が同市戸崎の市歴史民俗資料館で開かれている。人面が彫られた石製品や土器など、奈良時代から平安時代の出土品28点が展示されている。前期は9月27日まで。
下大賀遺跡は県教育財団が2012~18年の間、発掘調査を実施。旧石器時代から江戸時代まで1000件以上の遺構が発見された。奈良-平安時代の遺構は約550件見つかっている。
本展の見どころは、人物画が彫られた謎のカマドの石(支脚)。会場入り口付近に飾られている。支脚は煮炊きに使う甕(かめ)を支える道具で、人物画は火をつかさどる神様ではないかとみられおり、石製で人物画が彫られているのは全国初という。
墨文字が書かれた複数の「墨書土器」も目を引く。同館学芸員の飛田英世さん(67)は「この時代、下大賀地区で文字を使う人が一定数いたことが分かる。紙は貴重な時代で、土器に文字を書くことで情報伝達の手段に使った」と解説する。
後期は10月14日から。古墳時代の刀や土器をはじめ、鎌倉時代-江戸時代の資料が公開される。問い合わせは同館(電)029(297)0080。
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