最後のMITO彫刻展 24日まで 茨城・水戸

茨城県内を拠点に活動する彫刻家の作品が集まった「MITO彫刻展」が同県水戸市泉町3丁目のアートセンタータキタで開かれている。半世紀を超える歴史を誇るが、出品者の高齢などを理由に52回目の今回で幕を閉じる。自由な発想で表現された作品計21点が展示される。同展は24日まで。
同展の前身は「彫塑作家展」。1971年に茨城大名誉教授の山崎猛氏=故人=や二科会で活躍した小鹿尚久氏=同=ら7人で始まり、96年にMITO彫刻展と改称した。
今回の出品者は、発足時メンバーの六﨑敏光さん(同県石岡市)、代表の森山元國さん(水戸市)、北沢努さん(同)、村山悦子さん(同)、鈴木しのぶさん(同)、小宅淑子さん(同県那珂市)、小張隆男さん(同県土浦市)の7人。山崎氏ら3人の物故者の作品も並ぶ。具象や抽象を問わず幅広い表現が見て取れ、素材もブロンズやテラコッタ、樹脂、石こうなど多様だ。
六﨑さん(87)は、自然から着想を得た独特なフォルムの「北標」と「湧」を出品した。最後の展示を迎え、「人に感動を与える作品づくりは、それなりに時間がかかる。50年も続けば、地域に対する役割も果たせた」と話した。
22回展から参加し、事務局を担う森山さん(86)は、女性像の「髪を持つ」と自身の「自刻像」を出品した。彫刻仲間との発表の場について「自由に表現している。いろいろな彫刻の在り方を見てほしい」と来場を呼びかけた。
時間は午前10時~午後6時(最終日は同4時)。
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