「亡き父に捧ぐ」群馬・桐生市出身の画家 高野マナブさんが故郷で17年ぶり展示

群馬県桐生市出身の画家、高野マナブさん(50)=東京都=が2025年9月に80歳で亡くなった父、喜昭さんに捧ぐ作品展「月と太陽、父親と僕」が31日まで、桐生市本町の「ショップ&ギャラリー象(かたち)」で開かれている。代表作「月と太陽とウサギ」シリーズを国内外から集め、計67点展示。地元での展示会は17年ぶりで、同シリーズを初公開する。
高野さんは「生と死、そして病」をテーマに、創作を続けている。原因不明の病で 子どもに発疹や高熱が出た姿を、医師から「身体が闘っている証拠」と言われ、発疹を生命力の象徴と捉え直したことがドットで表現する現在の作風につながったという。
同じ頃に喜昭さんの闘病も始まった。絵の具でドットを連ねてウサギを描く同シリーズを13年前から制作。国内外で評価を受けてきたが、喜昭さんから「地元より評価してもらえるところで見せろ」と言われたこともあり、今まで古里で公開する機会はなかった。
シリーズ初期に描いたパンダの作品「月と白黒」は、喜昭さんが鑑賞を願っていた作品。スクエア100号で、会場でも存在感を放っている。
喜昭さんの還暦祝いに描いた肖像画、赤城山を背景にウサギが飛行する作品も。喜昭さんについて「自信を失い、描くのが怖くなった時期も知っている。展示を見たら、絵そのものより自分が絵と向き合った時間を見てくれると思う」と目を細めた。
今回の個展は、2度のクラウドファンディングを経て実現した。「たくさんの方に協力してもらい、地元のギャラリーに集められる限りの作品を展示することができた。またとない機会かもしれないので、是非見に来てほしい」と呼びかけている。
午前11時~午後6時。火、水曜定休。問い合わせは同ギャラリー(☎0277-32-3648)へ。
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