幕末の資料11点並ぶ 茨城・大洗の博物館、展示替え

茨城新聞
2026年5月6日

茨城県大洗町磯浜町の「町幕末と明治の博物館」は総合展示室の展示替えを行った。幕末の水戸徳川家に関係のある掛け軸や書簡などの資料計11点が楽しめる。

展示室に並ぶのは水戸藩9代藩主、徳川斉昭の肖像画が描かれた掛け軸や、斉昭が長男の慶篤に宛てた書簡、歴代天皇の実績や時代の事柄が記された「大日本史」の出版物など。

目玉は斉昭の側近だった水戸藩士、藤田東湖が八重桜をテーマに詠んだ和歌や、東湖の父親、藤田幽谷が若い頃、お伊勢参りの途中、富士山を登ったことをしたためた漢詩。小野寺淳館長は「東湖が作った(数々の)和歌からは、斉昭の考え方が読み取れる」と史料としての価値の高さを語った。

同館の学芸員、安藤禎さんは「日本の歴史を大きく動かした人の資料が展示されている。楽しんでほしい」と話している。

このほか、エントランスに飾られる同県水戸市の偕楽園が開園時から数年たって描かれた「偕楽園図」の複製なども見どころの一つだ。

午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)。毎週水曜日休館。入館料は一般500円。大学生・高校生300円。中学生・小学生150円。問い合わせは同館(電)029(267)2276。