佐竹氏の功績、演歌に 吉地さん(茨城・稲敷) 作詞、歌唱も 「一族に関心寄せて」

茨城新聞
2026年3月23日

中世の常陸国を治めた佐竹氏を知ってもらおうと、茨城県稲敷市江戸崎甲の元会社役員、吉地正丈さん(82)が演歌「佐竹武士」を作った。自ら作詞し、歌を吹き込んだ力作。吉地さんは「豊かな県の礎を築いた一族に関心を寄せてくれれば」としている。

佐竹氏は平安時代末期に久慈郡佐竹郷(現同県常陸太田市)に定住した源氏の一族。鎌倉、室町時代を通して領地を拡大し、戦国時代末期には常陸国のほとんどを平定した。徳川家康と石田三成が戦った関ケ原の戦い(1600年)では、明確な態度を示さなかったことから、2年後、家康により秋田への国替えを命じられた。

曲は3番まであり、歌詞は吉地さんが思い描く「自然や人を愛し、力強く統治した佐竹氏」を表現した。歌は「妻子に尽くせ汗をかけ/家来も栄える佐竹武士」と締めくくる。作曲は同県水戸市の水嶋英輔さんが担当した。

吉地さんは若い頃に本格的な歌唱指導を受け、県内の名所や地元ゆかりの人物を歌にしてきた。今回の曲は詩吟を意識した曲調で、音程差が大きいという。「これまでで一番難しい曲になったが、武士らしい節回しになり納得の出来」と胸を張る。

1枚1300円で、200枚を製作した。注文販売のみで、残りわずかという。問い合わせは吉地さん(電)090(3095)2857。