水戸の梅まつり 3800本彩り 11日開幕 週末の夜、光の演出も 茨城

茨城新聞
2026年2月10日

茨城県の県都・水戸市の春の風物詩「第130回水戸の梅まつり」が11日、水戸市の偕楽園と弘道館で開幕する。偕楽園の約100種計約3000本と、弘道館の約60種計約800本の梅は開花の時期がそれぞれ異なり、訪れるたびに園内は彩りを変える。週末の夜には偕楽園がライトアップされ、幻想的な空間を演出。昼も夜も多彩な催しで訪れた人をもてなす。同まつりは3月22日まで。

▽順調な開花

梅の開花は順調だ。偕楽園公園センターによると、6日時点で、園内にある調査対象の2532本のうち、1輪以上咲いた上、ほかのつぼみもほころび始めている木は約3割に当たる834本。早咲きの「八重冬至」や「八重寒紅」が見頃。2月下旬から3月上旬にかけて、早咲き・中咲き・遅咲きの3種が同時に楽しめるという。

初日の11日の開幕イベントとして、黄門さま御一行や水戸の梅大使が来場者を出迎える。県警音楽隊の演奏も幕開け盛り上げる。

14日からは各種イベントがめじろ押しだ。歴代の水戸の梅むすめと梅大使の集いや着物をテーマとする催し「第3回雅千人きもの」を皮切りに、恒例の野点(のだて)茶会や武道演武、ひな流しなどが繰り広げられる。

梅酒好きにはたまらない全国の酒蔵が造る120種以上の梅酒の飲み比べの催し「梅酒まつり」も3月13~15日、実施される。

▽色彩重ねる

園内は夜と昼でまったく異なる光と音による幻想的な空間に変わる。

13日から3月15日までの金土日曜日と祝日限定で「偕楽園UME The Lights(ウメ・ザ・ライツ)」を開催。梅林を舞台に、十二単(ひとえ)のように着物を重ねて四季を表現する「重ね色目」を光で再現する。梅林をスオウや紅など日本古来の色彩で彩り、幻想的な空間を演出する。

有栖川宮織仁親王の王女で、降嫁して斉昭の正室となった徳川吉子に着想を得た。監修したのは宮中の衣装「装束」の調進や着装を伝承する衣紋道山科流の山科言親さん。梅の開花に合わせて配色も変える。

アニメ「刀剣乱舞-花丸-」とコラボした企画「かえってきた花丸遊印録」も開かれる。刀剣を擬人化した作品で、園内では3振りの刀剣男子をイメージした光の演出や、声優たちのオリジナルボイスを楽しめる。

弘道館では3月7日、夜の観梅を楽しめる「夜・梅・祭」が開かれる予定だ。

日中の偕楽園の入園料は高校生以上は320円、小中学生は160円。ウメザライツはチケット制で、当日は高校生以上1000円、小中学生500円。

主催する水戸の梅まつり実行委員会の担当者は「130回の記念の年で、昨年よりも内容を充実し、特別な企画も開く。多くの方に楽しんでいただきたい」と話している。