アニメ聖地、初の88カ所 本県から栃木市、壬生町
日本の人気アニメにゆかりの地を観光資源として活用し、訪日観光客の誘致促進を目指す「アニメツーリズム協会」は26日、国内外アニメファンの投票を参考に選んだ「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2018年版)」を発表した。88カ所の選定は初めて。四国八十八カ所の巡礼にちなんだ。
「聖地」は、アニメ作品の舞台、モデルになった場所や、漫画家らの記念館などの施設を有する自治体の中から選定。
本県からは、映画「秒速5センチメートル」の舞台となったJR岩舟駅がある栃木市、おもちゃのまちバンダイミュージアムがある壬生町が選ばれた。おもちゃのまちバンダイミュージアムの金井正雄(かないまさお)館長(63)は「大変光栄なこと。これからもアニメの発信場所として、皆さんに愛される施設として頑張っていきたい」と話した。
このほかは、昨年の大ヒット映画「君の名は。」のモデルとされる岐阜県飛騨市や東京都新宿区、「サマーウォーズ」の長野県上田市、六つの作品・施設に関係する京都市など。「君の名は。」の聖地には昨年から多数の“巡礼者”が訪れ、注目された。今回の選定では、アニメとの関わりを生かして観光客を呼び込んだ自治体の実績も、評価の対象となった。
同協会の会長には「機動戦士ガンダム」などを手掛けたアニメ監督の富野由悠季(とみの・よしゆき)さんが就き、KADOKAWAや、JTB、日本航空の役員らが理事会メンバーを務めている。作品、施設の詳細や自治体との関連性については、アニメツーリズム協会のホームページで確認できる。アドレスはhttps://animetourism88.com/ja
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