愛犬、愛猫にそっくり! 松本ダルマ店(群馬・高崎市)制作の「うちの子ダルマ」が人気

だるまの産地として知られる群馬県高崎市豊岡地区で「松本ダルマ店」(高崎市下豊岡町)の松本聡子さん(55)が、飼い主の要望を受けて愛犬や愛猫とそっくりな「うちの子ダルマ」を制作し、人気を集めている。表情や毛並みまで丁寧に表現された作品は、まるで命が宿ったかのような存在感を放つ。
松本さんは東京芸術大大学院美術研究科彫刻専攻を修了。祖父の代から続くだるま店の 3代目に当たり、現在は造形作家として活動する傍ら、高崎市内の高校で美術の非常勤講師も務めている。
制作のきっかけは7年ほど前に始めた干支(えと)だるまの販売だった。コロナ禍に疫病退散を願う「アマビエだるま」もヒット。購入者の1人から「長寿を願って、うちのペットをだるまにしてほしい」と依頼を受けたことが、現在のシリーズにつながった。交流サイト(SNS)で評判が広がり、これまでに手がけた作品は約250点に上る。
制作は、依頼者から届くペットの写真を元にする。だるまの下地に石塑(せきそ)粘土を盛り、彫刻刀で細部を造形し、アクリル絵の具で彩色していく。1点を仕上げるには20~24時間ほどかかるという。
自身の創作活動との違いについて、「これまでは抽象表現を中心に、技術に頼らない作品を志向してきたが、最近は技術を生かしながら分かりやすく伝わる表現にも意欲が湧いている」と説明する。「うちの子だるま」は、縁起物の高崎だるま、彫刻技術、そしてペットという身近な存在が結び付いた融合的な作品だとしている。
「亡くなったペットが帰って来たようで涙が出た」と感謝を伝えられたこともある。「自分の技術が誰かの心に寄り添えるのだと実感した」と松本さん。作品はインスタグラムで公開している。
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