アートで夢の世界へ誘う 原美術館ARC(群馬・渋川市)、1月12日まで「トロイメライ」テーマに70点展示

夢見心地な…。そんな意味のドイツ語「トロイメライ」を冠した企画展が群馬県渋川市の原美術館ARCで開かれている。幻のように不可思議な絵画や現実とフィクションが重なった写真、戦争をモチーフにした作品など約70点を飾り、鑑賞者を夢の世界へ誘う。1月12日まで。
一面の青色の上に描かれた人は曲芸師のように跳ねている。キービジュアルにもなっているジョナサン・ボロフスキーの「私は夢みた…」。「この絵を見た時、このギャラリーAを描いたように見えた。ここに立って鑑賞すると あたかも現実の世界から続いているように感じられる」。同展を企画した学芸員の山川恵里菜さんはそう語る。
同作と同じ壁面に展示されているボロフスキーの作品は、木版やコラージュ、リトグラフなど全く異なる表現方法だが、いずれも作品のどこかに数字が隠れていて、謎めいた作品に鑑賞者は引きつけられる。
ギャラリーCでは「夜を越え出て」のテーマで、戦後80年を踏まえて戦争や虐殺の歴史を背負った絵画などを飾る。現代美術家の奈良美智さんが描いた「Eve of Destruction」はレコードを抱えてほほ笑む少女の背後で黒い煙が上がる。
山川さんは「作品を見る状況や環境によっても感じ方は変わる。それぞれの感じ方で作品を味わってほしい」と話す。
午前9時半~午後4時半(入館は午後4時)。木曜休館。入館料一般1800円。問い合わせは原美術館ARC(☎0279-24-6585)へ。
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