NPO「麦わら屋」(群馬・前橋市)所属作家と駅利用者、共同制作アートが完成 JR群馬総社駅を明るく彩る

障害者支援に取り組むNPO法人「麦わら屋」(群馬前橋市高井町)の所属作家とJR群馬総社駅(前橋市総社町植野)の利用者が共同制作したアート作品が15日、完成した。フィナーレイベントが15日、群馬総社駅舎で開かれ、関係者が最後の仕上げで色を塗り、駅舎や車両を描いたカラフルな絵が空間を明るく彩った。
麦わら屋の所属作家、古市元寛さん(54)が手がけた下絵に、 10月から1カ月半にわたり駅利用者が自由に色を重ねてきた。当初は4枚だった下絵はどんどん色が塗られていき、9枚まで増やしたという。乗客のイラストや音符マークなども盛り込まれ、明るく楽しい絵に仕上がった。
「みんなの気持ちが良く分かる。カラフルで色もきれい」と古市さんは顔をほころばせる。
展示最終日となったこの日は、群馬総社駅を管理するJR新前橋駅長の三輪佳子さんと古市さんが仕上げで色を入れた。三輪さんは「これだけたくさんの色が入り、地域の皆さんに関心を寄せていただいた。今後も地域と連携していきたい」と話した。
障害がある作家の社会活動を知ってもらい、駅を通じて人と地域をアートでつなごうと、麦わら屋と美容室「リラ・ヘアサロン」(前橋市青梨子町)でつくる「群馬総社駅まちプロジェクト」がJR東日本高崎支社と連携して実施した。
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