食や音楽、交流橋渡し ラポールフェス 行方で20、21日 茨城

茨城新聞
2025年9月10日

多彩なイベントや食などが楽しめる「ラポールフェス」が20、21の両日、茨城県行方市玉造甲のケーズデンキ行方店跡地で開かれる。21日には音楽ステージも開かれ、市内在住の40~60代女性6人グループ「ROKKOマーメイド」がデビューするほか、同県鉾田市内のフラダンスチーム、なめがた大使で演歌歌手の奈良崎正明さんらが会場を盛り上げる。

イベントは昨年11月にスタートし、今回が5回目。5月にも音楽ステージを設けたが、大雨で出演キャンセルが相次ぎ、3組のみの出演となった。今回はリベンジを兼ねたステージで、舞踊サークル「錦照会」などによる合同舞隊(午前11時)を皮切りに、フラパフォーマンス(午後0時25分)、ROKKOマーメイドステージショー(午後1時)、腹巻笑子ものまねパフォーマンス(午後2時半)、奈良崎正明歌謡ショー(午後3時)など計9組が自慢の喉や踊り、芸能を披露する。

霞ケ浦から現れた人魚姫がコンセプトの「ROKKOマーメイド」は、イベント主催者で、行方市浜でカフェを開く櫻井麻由美さんの呼びかけに応じた農家やキッチンカー運営者、飲食店関係者らで構成。ダンス講師のKANTAさんから指導を受けながら、6月から週3回ほど歌やダンスを練習し、晴れ舞台に備えている。当日は、KANTAさんが振り付けを担当した歌謡曲1曲を含む計3曲を華麗に歌い上げる。

櫻井さんは「ラポールはフランス語で橋という意味。イベントを少しずつグレードアップしながら、人と人をつなげていきたい」と意気込む。両日とも午前10時~午後4時。小雨決行。21日の音楽ステージは雨天中止。会場内には、キッチンカーや飲食店ブースなど約30店舗が軒を並べる。このほか、子どもマルシェも同時開催する。