ヤマユリ 大輪華やか 茨城・行方の山田さん栽培 斜面に500株

茨城新聞
2025年7月12日

茨城県行方市西蓮寺の多目的施設「なめがたの夢舞台」を経営する山田哲夫さん(82)が丹精込めて育てたヤマユリが見頃を迎えた。施設の北側斜面を白やピンクの大輪で華やかに彩っており、希少品種の「ベニスジヤマユリ」を含め、20日過ぎまで楽しめそうだ。

「行方市の花がヤマユリなので、ヤマユリが咲く街にしよう」と2021年から植え始めた山田さん。毎年3月から手入れを始め、元肥や追肥、殺菌・消毒、除草作業などを1人でほぼ毎日行っている。「今年は斜面から2回転げ落ちた」が、500株2000個の花を付けたヤマユリは、優雅な立ち姿と甘い香りで地元住民の癒やしとなっている。

花の咲き具合は「5年目となる今年が最高」で、21日まで、同所で「山ゆりまつり」を開催している。場所は、西蓮寺仁王門(国指定重要文化財)のそばで、日没から午後9時までライトアップを実施するほか、かき氷やソフトドリンクなどの飲食物を販売する。問い合わせは山田さん(電)090(1451)6625。