栃木県の那須エリアでチーズ作り本格化 美味しそう…ファーストクラス採用の逸品も

下野新聞
2025年6月7日

酪農が盛んな栃木県の那須地域で、夏場の需要期を前にチーズ作りが本格化している。

2023年から大田原市小滝で牧場を営む「デーリィーファーム富士山」は、24年3月に工房「大田原チーズステーション」(大田原市中田原)を開設。

県産生乳から4種のチーズ作りに取り組み、このうち「昌(しょう)」が日本航空(JAL)国際線ファーストクラスの機内食、昌と「大田原」がJR東日本の豪華寝台列車「四季島」で採用されている。

地域が観光客でにぎわう夏休みを前に、今月から製造が本格化。2日は同社の高橋雄幸社長(46)夫妻らが、県産生乳300kgを丁寧に下処理して型に流した後、熟成中の昌や大田原を網に挟んで反転させる作業にいそしんだ。

直売のほか地域の道の駅などにも卸しており、高橋社長は「乳牛が青草をよくはむこの時季ならではのフレッシュな風味を楽しんでほしい」と話していた。

⇒直売所「大田原チーズステーション」にはソフトクリームも

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