《釣り》タチウオ、強烈な引き 茨城・日立沖、人気のジギング堪能 100センチ級良型、本命に笑顔

茨城新聞
2025年3月12日

茨城県日立沖の船タチウオが好調ということで、これは確かめに行かねばならないと、キャスティング各店の同僚7人が、日立久慈港の大貫丸(大貫翔平船長)で船タチウオのジギングに行ってきた。昨年は潮の影響によるものか、不調に終わったタチウオだったが今年は数、サイズともによく釣れているという。さてシーズンも終盤だが釣果は-。

期待に胸を膨らませ午前4時に集合。船は満員20人の釣り人を乗せ日立久慈港を出発。タチウオのジギングゲームは船釣りの中でも特に人気があり、タチウオの細く長い魚体からは想像もつかない強い「引き」が魅力だ。

巻き上げてくるジグに「ドスン」とかかり、時には根がかりしたのではと思うほど強烈な引きが味わえる。針がかりしてからも、下へ下へと引き、さおが強烈に曲がるかと思えば、巻き重りもなくすーっと上がることもある。その緩急が釣り人を興奮させ、楽しませてくれる。

今回使用したのは180~200センチの専用ざおとライトゲーム用のさお。小型両軸リールにPEラインが0.8~1号、リーダーは根元から徐々に糸が太くなるテーパーラインを使い、6~14号の糸を使用した。

メタルジグは重めの160~200グラムを使用した。タチウオは歯が鋭く、糸が切れてメタルジグをなくすことも多く、予備を用意しておきたい。

この日は出船して2時間過ぎてもなかなか群れが見つからない。巨大な群れがいても翌日には見つからないことも少なくないタチウオ。幽霊魚といわれるゆえんだ。

ようやく群れが見つかったのは午前8時前。船長の合図でメタルジグを投入し、着底直後から少し巻き上げたタイミングでガツンと引き込むようなアタリがやって来た。フッキングすると手元にずっしりとした重み。強烈な引きを楽しみながら巻き上げると100センチクラスの良型だ。気付けば周りも次々と釣り上げ、あっという間に本命をゲットする幸運に笑顔が広がった。

クーラーボックスいっぱいのタチウオ

その後も群れが散らばることなく安定して釣れ続け、午前11時半の沖上がり時には20~50匹超の好釣果で一同大満足の釣行だった。皆さんもぜひ。(キャスティングつくば店・篠塚弘之)