栃木県栃木市の巴波川沿いで「行灯まつり」始まる 小江戸情緒あふれる蔵の街を幻想的に

下野新聞
2024年7月7日

栃木県栃木市中心部を流れる巴波川沿いで1日、恒例の「第11回うずま川行灯まつり」が始まり、124基のあんどんが蔵の街並みを幻想的に彩っている。9月末まで。

地元住民らでつくる「開運・幸来あかり委員会」が主催し、開運橋周辺~うずま公園の区間約800メートルにあんどんを設置している。あんどんには、市出身の切り絵師故川島雅舟さんが作成した蔵や人形山車などの切り絵が施されている。

今回は来年のNHK大河ドラマ主人公となる江戸時代の版元蔦屋重三郎と、市ゆかりの浮世絵師喜多川歌麿のあんどんも追加した。

1日夕は幸来橋で点灯式を行った後、栃木中央小3年生が手持ち花火を一斉に点火。ソプラノ歌手やピアノなどの音楽会が開かれる中、遊覧船も浮かび、夏の夕べの雰囲気を盛り上げた。

同委員会の森田裕男委員長は「小江戸情緒を味わいながら川沿いを歩いてもらえれば」と話した。点灯時間は午後7~10時。

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