御城印に「イノシシ版」 真壁城跡 旗指物の絵柄 茨城・桜川

茨城新聞
2024年4月12日

茨城県桜川市真壁町古城の国史跡「真壁城跡」の御城印に、新たなデザイン「イノシシ版」が登場した。縁起を担ぐ勝ち色とされていた紺を基調に、真壁氏が戦陣で掲げた旗指物に描かれたイノシシと家紋をあしらった。同市真壁町真壁の真壁伝承館で販売している。

真壁城は、安土桃山時代まで同市南部付近を治めた真壁氏の居城。当時の建造物は残っていないが、中世の歴史を知る遺構として、市教委文化財課が発掘調査を進めている。

同課はこれまで、新旧2種類の家紋をあしらった通常版の御城印を販売していた。新デザインは、真壁氏のイメージをより強調できる御城印を作ろうと制作。真壁氏の象徴となるイノシシをテーマにした。

デザインした同課の荒井美香主事(26)は「イノシシが引き立つように格好よく仕上げた」と話した。

通常版、イノシシ版ともに300円。問い合わせは同課(電)0296(58)5111。