3D空間で、まち散策 スマホアプリ開発 茨城・鉾田市

茨城新聞
2024年4月9日

3D(3次元)都市モデルデータを活用し、茨城県鉾田市は市内の散策が楽しめるスマートフォンアプリ「ほこまるGO!」を開発した。忠実に再現された市内を巡るゲームなどを通し、知名度の向上や観光振興を図るのが狙い。

アプリでは、ゲームが楽しめる「あそぶ」と、市内の観光情報などが閲覧できる「おさんぽ」の二つのモードが楽しめる。

あそぶモードは、市のマスコットキャラクター「ほこまる」が乗る軽トラックやトラクターを操作し、制限時間内にゴールを目指すゲーム。三つあるコースは、都市モデルデータを使い、実際の街並みや景観が詳細に再現されている。

おさんぽモードでは、市内五つのエリアの観光名所や飲食店を紹介。各所の基本情報などが閲覧できるようになっている。ゲームや閲覧でポイントが獲得でき、ためたポイントで市の特産品が当たるキャンペーンに応募ができる。

同アプリは、仮想空間に3D都市を再現し、都市計画などに活用する国土交通省の「プロジェクト・プラトー」の取り組みの一環。同市は同プロジェクトの対象都市に選定されており、データの活用が可能となっている。市都市計画課は「多くの人にアプリを利用してもらい、市の魅力を知ってもらえたら」と話している。

アプリはアップルストアとグーグルプレイでダウンロードできるほか、インターネット上でも利用できる。現在のプレゼントキャンペーンの品目はメロンで、応募期間は6月15日まで。以降も定期的に実施し、旬の特産品を出品する予定。