「山の日」記念し女人登拝 にぎわう男体山

下野新聞
2016年8月12日

 日光二荒山神社の「第1回男体山女人登拝」は11日早朝から、同神社中宮祠の登拝門が開くのを待つ人が詰め掛けた。20分早い午前5時40分に開門され、計約370人が登山した。

 女人登拝には13~72歳の女性71人が参加。木札に願いを書き、首から下げて登った。険しい岩場に苦戦する人もいたが、九合目を過ぎて中禅寺湖などの雄大な景色が広がると、疲れを忘れたように見入った。

 山頂では奥宮が特別に開かれ、迎えた神職が朱印の記帳にも応じた。女人登拝者には下山後、特製の「良い縁御守護杉札」が授与された。

 益子町下大羽、会社員池田晃子(いけだてるこ)さん(25)は母美由紀(みゆき)さん(51)と約3時間で登頂。奥宮に木札を奉納し、「良縁と健康を願った。雲海も見えすがすがしい」と笑顔をみせた。

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