《食いこ》niko and COFFEE水戸TAP店(茨城・水戸市) 街と一体、くつろぎの場

茨城新聞
2026年5月29日

茨城県水戸市泉町の国道50号沿い。歴史ある洋風建築が重厚な雰囲気を漂わせている。旧銀行の建物を活用した文化施設「テツ・アートプラザ(TAP)」は、中心市街地の活性化を目指し、昨年11月にオープンした。施設内には美術館や入場無料の交流スペースが備わるほか、カフェ「niko and…COFFEE 水戸TAP店」が営業し、家族連れや学生らのくつろぎの場となっている。

「niko and…COFFEE」は、アパレル、雑貨、飲食などのブランドを全国展開する「アンドエスティHD」が、アパレル店舗内に併設したカフェ・レストラン業態。同店は茨城県進出第1号となった。

フレンチプレスでコーヒーを抽出する

特徴の一つは、通りに面した広いガラス窓。趣ある商店街の表情や人の動きが間近に見られ、街と一体となった感覚に浸ることができる。

「窓越しの景色をながめながら、ゆったりとした時間を過ごしていただけたら」。笑顔でこう話すのは担当の川田愛琳さん(30)。約7年間のアパレル店勤務を経て、同店の管理を任されている。

飲み物は、主力のコーヒーや紅茶類をはじめ、イチゴやマンゴーを素材にしたスムージー、豆乳ベースのコーンスープなど豊富だ。コーヒーは、金属フィルターで粉を押し下げるフレンチプレスを使用。豆本来の油分まで抽出するため、濃厚で甘みのある味わいに仕上がるという。

「テツ・アートプラザ」に併設されている店舗

軽食は、昔ながらのコッペパンに具を挟んだ「ニコパン」シリーズが主流。ソーセージやピクルスを挟んだ定番のホットドッグのほか、チキン南蛮やあんマーガリンなど具のバリエーションも多彩だ。ドーナツやマフィン、アイスクリームなどのスイーツも充実している。

「美術館も併設されているので、アートも身近な存在となっています」と川田さん。「カフェでくつろいだ後に作品を鑑賞したり、名品の余韻をお茶と一緒に楽しむなど、ぜひ目と舌で豊かな記憶を刻んでほしい」

美術館では現在、横山大観や板谷波山をはじめとした日本近現代の絵画と工芸作品、シルクロードにちなむ東洋古陶磁を集めた展覧会が開かれている。

■お出かけ情報
▽茨城県水戸市泉町3の2の3
▽営業時間は午前10時~午後6時
▽休業日は月曜
▽(電)029(297)8681