季節の花々園内染め 東京大付属日光植物園 ハンカチノキなど見頃

下野新聞
2022年5月12日

【日光】花石町の東京大付属日光植物園で、ハンカチノキやクマガイソウが見頃を迎え、園内を季節の花々が彩っている。

同植物園駐車場に植栽されているハンカチノキは、例年より約1週間早い5日ごろに開花。名前の由来となったハンカチのような2枚の白色の苞(ほう)葉が特徴。高さ約15~20メートルの2本の木があり、来園者を出迎えている。

一方、環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に分類されるクマガイソウは、園内中央部に群生。扇形の葉と袋状の花が目を引く姿で、4月下旬に咲き始めた。

いずれも、あと1週間ほど楽しめるという。

このほか、同植物園には高山植物などが約2千種あり、この時季はカキツバタやレンゲツツジといった約100種の花を楽しめる。

同植物園の担当者は「いろんな植物が混在している。足元の小さな花を見つける楽しさも体験してほしい」と話していた。

(問)同植物園0288・54・0206。