《釣り》大型トーマン仕留める マレーシア・ボルネオ島 力強いファイト、美しい姿

5月中旬、雷魚の一種「トーマン」を狙いに東南アジアはマレーシアのボルネオ島へ3日間遠征した。産卵期になると体色が鮮やかになるトーマンは、その美しい姿と力強いファイトで世界中のアングラーから高い人気を集めている。
日本からクアラルンプールを経由し、約10時間でサラワク州都クチンに到着。同好の士2人と合流後、早速同市を流れる川へ。熱帯特有のスコールをやり過ごして釣行スタートだ。
用意したタックルは、携行性に優れた7フィート(約210センチ)のパックロッドに大型ベイトリールの組み合わせ。ラインはPE5号、リーダーには60ポンドのナイロン。ルアーは水面を激しくかき乱してアピールするバズベイトがメイン。

トーマンとともに印象に残ったボルネオ島の夕焼け
今回はバズベイトで浮草周辺を探る釣りと、トーマンの稚魚の群れ(フライ)を見つけた際、ジャークベイトやクランクベイトで親魚を狙う釣りの2本立て。
初日は流入河川でフライを発見して期待が高まったが、直後に大型のクロコダイルが現れ、安全を優先してその場を離れた。その後もバズベイトを中心に探ったものの魚の反応はなく、タックルやフィールドの状況確認で一日が終わった。
翌日は朝から夕方まで、広範囲を探って回ったが、前日の雨で水は濁り、フライを見つけるのが難しい状況だった。本流から流入河川へと移動を繰り返しながら粘り強く探り続けた結果、夕方にワンド状のポイントへたどり着いた。

クロコダイル発見、すぐにその場を離れた
浮草周辺へバズベイトを投入すると、小魚が散った直後に激しいバイトがきた。慎重にフッキングを決めて取り込んだのは、大きくなかったものの体高のあるコンディション抜群のトーマン、約2キロ。待望の一匹に胸をなで下ろし、翌日へと期待をつないだ。
最終日は大型個体に狙いを絞って夜明け前からバズベイトで探る。フライ探しに集中したが、濁りが残り午前中はノーバイト。
午後も厳しい状況が続く中、地元の少年たちが「向こうでフライを見たよ」と教えてくれた。周囲に障害物の少ない絶好のポイントでフライを発見。期待が高まる中でキャストすると、ルアーを巻き始めた直後に強烈なバイトが来た。
強烈な引きを慎重にかわしながらやりとりを続け、ついに姿を見せたのは4キロを超える大型のトーマン。婚姻色に彩られた魚体は美しく、まさに今回追い求めていた一匹だ。最高の瞬間を味わったところで時間となり、3日間の挑戦は幕を閉じた。(キャスティングつくば店・篠塚弘之)
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