コウホネ かれんな黄色 移植の多々良沼公園 群馬・館林市

上毛新聞
2025年9月13日

貴重な水生植物「コウホネ」が群馬県館林市松沼町の多々良沼公園自然ふれあいエリアで、かれんな黄色い花を咲かせている=写真。10月上旬まで楽しめそうという。

コウホネは、群馬県のレッドリストで近い将来に野生での絶滅の危険性が高い「絶滅危惧ⅠB類」に分類されている。元々は同市の茂林寺沼湿原で自生していたが、生育状況が悪化したため、残った株を同エリアに移植した。

現在は地元の有志グループ「多々良沼自然公園を愛する会」が育てている。昨年、株の一部を茂林寺沼湿原に戻したところ、まだ開花は確認できていないが、元気に根付いているという。