パナソニック宇都宮工場で工場見学スタート 返品家電を修理する“匠の技”を目の前で
下野新聞
2025年6月18日

デジタル家電会社「パナソニックエンターテインメント&コミュニケーション」(大阪府)の宇都宮工場(栃木県宇都宮市平出工業団地)は、初期不良などで返品された家電を修理して「リファービッシュ品」(検査済み再生品)として販売する取り組みを行っている。17日から工場の一般見学を始め、資源循環型社会への理解を深めてもらう考えだ。
宇都宮工場は昨年から、テレビや洗濯機など七つの製品類の再生事業を始めた。
工場の複数の棟に分散していた工程を今月から1棟に集約。熟練の技術からマイスターに認定された修理人が各工程の作業に当たる。再生品にはパナソニック検査済みの保証を付ける。
取り組みを知ってもらおうと、宇都宮工場はリファービッシュ工程を説明した多数のパネルの他、分解した洗濯機の多数の部品、再生前後の商品を比べた展示などを整えた。実際の作業も見学できる。
竹田恭介工場長は「メーカーならではの品質にこだわった再生品に向き合う姿を見てほしい」と話す。見学は予約制で最大10人まで。「パナソニックファクトリーリフレッシュ」事業のサイトから申し込む。
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