つくば万博40年 ゆかりの品400点 龍ケ崎、制服やグッズ展示 茨城

茨城新聞
2025年6月18日

今年で開催から40周年を迎えた「つくば科学万博」を振り返る収蔵品展が、茨城県龍ケ崎市馴馬町の市歴史民俗資料館で開かれている。コンパニオンの制服や関連グッズなど万博ゆかりの約400点が並び、当時の熱気を伝える。同展は22日まで。

科学博は1985年に開かれ、184日間で約2033万人が訪れた。同館は2010年、科学博の運営に携わった関係者が所有する資料を初めて展示した。それがきっかけで来場者からゆかりの品が寄贈されるようになった。節目の年に記念品の展示を行い、今回で4回目。

会場には実際に着用されたコンパニオンの制服を展示。コンパニオンの採用試験案内や辞令といった珍しい資料も並ぶ。ポスターや入場券、パビリオンのリーフレット、会場風景の写真など当時の様子が分かる品々が一堂に集まり、公式キャラクター「コスモ星丸」の人形や土産品も目を引く。期間中、午後1時半から記録映像も上映している。

同館の担当者は「展示を通じて当時の熱気を思い出し、楽しんでほしい。大阪・関西万博も話題となっている。若い世代には茨城県でかつて大事業があったことを感じてもらえれば」と話した。

午前9時~午後5時。月曜休館。入館無料。

地図を開く 近くのニュース