頬が緩む 甘い香り 足利 干し芋作りピーク

下野新聞
2021年11月26日

 冬の定番おやつ、干し芋の生産がシーズンを迎えた。足利市県(あがた)町の「もとざわ有機農園」のビニールハウス内には黄色い芋がずらりと並び、甘い香りを漂わせている。

 同園は有機栽培したサツマイモ「べにはるか」を使用し、蒸し芋と焼き芋の干し芋を作っている。蒸し芋はスライスし、焼き芋は丸ごと天日干しに。1日の加工量は、原料約800キロ分にもなるという。

 25日も、従業員18人が手作業で一つ一つ丁寧に芋を干したり、袋に詰めたりしていた。同園の元澤鋭州(もとざわとしくに)代表(59)は「今年は寒くなりそうなので、おいしい干し芋になると思う」と話した。

 できあがった干し芋は同園で直売するほか、道の駅などでも販売している。作業は3月上旬まで続く。

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