移動用小型車貸し出し 10日開始 中心街周遊へ実験 茨城・つくば市

茨城新聞
2024年2月9日

茨城県つくば市は10日、人が乗ったまま歩道を移動できる移動用小型車「パーソナルモビリティ」を貸し出す実証実験を始める。つくばエクスプレス(TX)つくば駅周辺で貸し出し、中心市街地の周遊につなげるのが狙い。実験を通して使用感や利用者のニーズを探り、サービス実現に向けて検討する。期間は3月24日まで。

つくば市や筑波大、民間企業で構成する「つくばスマートシティ協議会」、関彰商事、市などが出資する「つくばまちなかデザイン」が主催する。

実験に使用するのは立ち乗り型「シーウォークティー」4台と、座り乗り型「シーウォークエス」2台。いずれもトヨタ製で充電式の1人乗り用。乗車要件は身長140~185センチ、体重は荷物を含め100キロまで。最高速度は時速6キロで、立ち乗り型は連続で約16キロ、座り乗り型は連続で約12キロまで走行可能だ。

つくば駅出口前など周辺7カ所で無料で貸し出す。市は利用範囲として、同駅から半径約3キロ圏内を推奨。圏内には洞峰公園や宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波センター、筑波実験植物園などの観光スポットがあり、市は飲食店なども含めて周辺市街地を周遊してもらいたい考えだ。

利用者は専用ホームページ「つくモビ」から事前に申し込み、指定場所で借りる。1回の貸し出しで最大4時間まで利用でき、同駅周辺を自由に移動できる。

利用者にはアンケートを実施し、使用感や利用目的などを調べる。市はこの結果を基に、料金体系やビジネスモデルの構築に結び付ける方針。市科学技術戦略課の担当者は「飲食店やスポットなどを巡ってもらい、まちの活性化につなげたい」と話した。