「新スタミナラーメン」観光キャンペーン特別メニュー 茨城・ひたちなかの「中華大進」提供

茨城新聞
2023年11月4日

「スタミナラーメン」発祥の地とされる茨城県ひたちなか市にある「中華大進」(同市元町)に、茨城デスティネーションキャンペーン(DC)の特別メニューが誕生した。その名も「茨城DC的追いスタミナラーメン」。茨城県一押しのブランド豚「常陸の輝き」や小美玉市特産のニラを使った新メニューで、店主の川崎正悟さん(75)は「多くの人に食べてもらいたい」とPRする。

同店伝統のスタミナラーメンをアレンジし、具材のレバーを常陸の輝きのモモ肉に変更。さらに刻んだ生のニラと、市内の横須賀養鶏農園で生産される「おれんじ玉子」の半熟卵をトッピングして〝追いスタミナ〟した。生ニラの歯応えと香りが絶妙で、卵の濃厚なこくが口に広がる。

メニューは約2カ月かけて考案。一番悩んだのはメインの具材。納豆や県銘柄豚のローズポークなども候補に挙がったが、最終的に常陸の輝きに決めた。「肉質が柔らかく、スープにもいいだしが出る」と食材としての魅力を語る。

10月1日の茨城DCオープニングセレモニーでお披露目され、特別販売の200食を完売した。4日には県庁で開かれる「県庁プレイパーク」のイベントにも出店する。

同店の営業を始めて45年。毎日手打ちする自家製麺にこだわりを見せる。スタミナラーメンとともに、ボリュームたっぷりの「焼肉冷やし」が看板メニューの人気店だ。

追いスタミナラーメンはDC期間の12月末までの期間限定販売。「もっとPRして、茨城の食材の魅力も知ってもらいたい」と意気込んだ。