「甘さ十分」旬の柿PR 茨城・やさと観光果樹組合
茨城新聞
2023年10月24日

茨城県石岡市のやさと観光果樹組合の中村剛組合長(61)らが23日、同県水戸市笠原町の茨城新聞社を訪れ、旬を迎えた八郷地区産の柿の魅力をPRした。
同地区は甘柿栽培の北限とされる。現在、組合員は14戸あり、計20ヘクタールで多品種の柿を栽培する。県内で最も栽培面積が多い「富有」をはじめ、小粒で果肉が硬めの「西村早生(わせ)」、収穫期がやや早い「松本早生富有」などを生産。瀬尾栄一副組合長(68)は、今年は夏の降水量が少なく生育が遅めだったと振り返りながらも「全体的に小粒だが、収量もあり甘さは十分」と笑顔でアピールした。中村組合長は「八郷地区は盆地なので、水が豊富で果物がおいしい」と、地域の特長を語った。
組合農家では11月下旬まで柿狩りが楽しめる。瀬尾副組合長は「現地に来て収穫を体験してほしい」と呼びかけた。