地元食材で「花火弁当」販売 茨城・土浦 11月の全国大会
茨城新聞
2023年9月9日

11月4日に開かれる茨城県土浦市の第92回土浦全国花火競技大会で、地元飲食業者などが作る恒例の「花火弁当」が販売される。昨年はコロナ禍の影響で300個程度の販売にとどまったが、今年はコロナ禍前と同じ約3千個の販売を目指す。
花火弁当は「土浦市食のまちづくり検討委員会」(堀越雄二委員長)が企画。今回は地元の6業者と1組合が参加する。レンコンをはじめ、霞ケ浦の魚介類、常陸牛といった地元の食材がふんだんに使われており、和食や中華料理、料亭弁当などの形で提供される。
3日に市役所で開かれた試食会では、花火筒に見立てた共通の器に、各店が工夫を凝らしたこだわりの味を並べた。土浦商工会議所の中川喜久治会頭は「腕によりをかけた料理でおいしい。花火だけでなく食でも土浦を楽しめるよう、弁当を出す店がもっと増えてほしい」と話した。
同市の料亭「霞月楼」の堀越礼社長(48)は「店の強みのだしにこだわり、味付けは濃いめに仕上げた。冷めてもおいしく食べられる」とアピールした。
価格は2千~4千円程度。購入は予約制。今後、市観光協会のホームページなどで案内する。問い合わせは同協会(電)029(824)2810。