生シラスなど地魚販売 茨城・大洗とれたて市
茨城新聞
2023年5月22日

茨城県大洗町漁協は13日、同町磯浜町の活魚場で、水揚げされたばかりの活魚や鮮魚を販売する「大洗地魚とれたて市」を開いた。生シラスやハマグリ、タイなど16種類を販売。オープンを前に70人以上が列をつくるなどし、潮の香りが漂う活魚場はにぎわいを見せた。とれたて市は毎月第2土曜日に開催。次回は6月10日午後2時からの予定。
13日は、活魚水槽にはタイやヒラメなどの活魚が泳ぎ、パック詰めされた生シラスや、鹿島灘ハマグリなども並んだ。
とれたて市は、魚離れに歯止めをかけようと、子どもたちに魚に直接触れてもらったり、消費者に取れたての魚を楽しんでもらいたいと2021年6月から始まった。
同漁協によると、この日は午前4時ごろ約50隻が大洗漁港から漁に出た。シラス漁に携わっているという、漁師の小泉光輝さん(23)は「お客さんと触れ合ういい機会。(今回は)しけで魚の種類が少なめだが、おいしく召し上がってほしい」などと話した。
水戸市の公務員女性(63)は「普段地魚を食べる機会はほぼない。たくさんの種類が揚がることに驚いた」と語った。