色鮮やかクレマチス 茨城・つくば 紫や白、100種見頃
茨城新聞
2023年5月11日

茨城県つくば市天久保の国立科学博物館筑波実験植物園で、クレマチス園が特別公開されている。約100種類のクレマチスが見頃を迎え、紫や白といった色鮮やかな花が来園者を楽しませている。6月4日まで。
クレマチスはキンポウゲ科センニンソウ属の総称。野生種のほか数多くの園芸品種があり高い人気を誇る。日本にはカザグルマ、ハンショウヅルなど30種以上が自生している。
同植物園では250種1200株を栽培。花がベルのような形をしたプリンセス・レッドやパープル・チャチャといった今回初公開の品種から、来園者に人気の高いテッセンや藤娘など、多様な品種が観賞できる。クレマチスの歴史や、希少な品種を保全するための同園の取り組みについて書かれたパネルも展示している。
広報担当者は「さまざまなクレマチスを楽しんでほしい」と話している。午前9時~午後5時。月曜休園。問い合わせは同園(電)029(851)5159。