多彩な一芸披露 水戸三中1968年卒同窓生 市植物園 茨城

茨城新聞
2024年9月23日

茨城県水戸市の市立第三中を1968年に卒業した同窓生12人による「はな花華展」が29日まで、同市小吹町の市植物公園植物館で開かれている。今年で72歳になるメンバーが、それぞれ趣味にしている一芸を披露。絵、書、写真、パッチワーク、陶芸など暮らしを彩る作品の数々が、来館者を楽しませている。

同展は8回目。メンバーが選んだ今年の漢字1文字「希(のぞみ)」をテーマに、それぞれ一芸を生かして制作した自己紹介ポスターも見どころの一つだ。

陶製の箸置き置きを並べ「希」と描いたり、花言葉に「希」のある花を写真で紹介したりと、個性あふれる作品が並ぶ。

91歳になる恩師で、ヒヌマイトトンボの発見者として知られる広瀬誠さんも、オニヤンマにまつわる写真2点を特別に展示している。

手品の一芸で参加するメンバーの坂場安男さんは「懐かしい同窓の仲間と交流できる年に1度の貴重な機会。古希を過ぎても前を向いて進もうとするわれわれの作品に触れ、少しでも元気になってほしい」と来場を呼びかけている。