最先端ロボや研究成果 郷土工芸品も紹介 つくば

茨城新聞
2016年5月19日

先進7カ国(G7)の科技相会合の閉幕から一夜明けた18日、会場となったつくば国際会議場(つくば市竹園)で一般向けに科学技術の特別展が始まった。会合期間中に各国大臣や政府関係者に公開された本県やつくばの最先端科学技術が展示され、大勢の来場者でにぎわっている。入場無料。21日まで。

会場内の多目的ホールには、最先端科学技術と茨城・つくばの郷土工芸品を紹介する展示エリアが約50カ所設けられ、研究機関、大学などの取り組みが紹介されている。

主な展示は、サイバーダインのロボットスーツ「HAL」や、産業技術総合研究所による癒やし効果があるアザラシ型ロボット「パロ」、防災科学技術研究所の熊本地震の被害状況や震源の位置を表示した「分布図」など。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の国際宇宙ステーションに物資を運ぶ無人補給機「こうのとり」も紹介されている。

エリアによっては研究機関の担当者らが、その場で取り組みへの解説などもしてくれる。開場時間は午前10時~午後5時。最終日は午後4時まで。

訪れた同市千現の主婦、中島直子さん(46)は「研究に取り組む人たちの努力が想像できる。今後このような最先端技術が、私たちの身近なものになるといいと思う」と期待を寄せた。

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