仲間思いやる映画に 取手でロケ 今秋公開、監督意気込み

茨城新聞
2016年5月9日

今秋公開予定で取手市を舞台にした映画「レミングスの夏」のトークイベントが8日、同市新町のリボンとりでで開かれ、原作者の竹吉優輔さん(35)や監督・脚本を手掛ける五藤利弘さん(47)らが意気込みを語った。

レミングスの夏は、小学生のころに仲間を失った少年少女たちが理不尽さにあらがい、仲間を思いながらある行動を起こす、というあらすじの「青春ミステリー」(竹吉さん)。ロケの大半は市内で行われるといい、現在はキャストの人選が進んでいる。

イベントには、取手市在住の俳優・城之内正明さん(40)も飛び入り参加。3人の対話形式で映画への思いなどが披露された。

現在の心境について問われた竹吉さんは「(映画化は)まだ実感はないが、自分自身、登場人物たちが大好きなので、また会えるのが楽しみ」と語り、「取手は良いところがたくさんある。市民の皆さんが誇りに思ってくれるような作品になればいい」と期待した。

五藤監督は「応援や協賛のお願いで地域を回っていると、皆さんとても温かく迎えてくださる。(原作は)作品を通して仲間とのつながりや人を思う気持ちが描かれているので、それを約2時間に凝縮し、見た方がそれぞれの大切なものをかみしめる映画にしたい」と構想を明かした。

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