常陸太田・里美地区 「水」と「石」の名所番付作製

茨城新聞
2016年5月9日

常陸太田市里美地区の良さを知ってもらおうと、昨春に同地区の観光名所を集めて番付表を作った市民グループ「里美地区番付編成会議」が、今年1月に水にまつわる名所番付、3月に石にまつわる名所番付を相次いで完成させた。

番付表は大相撲の番付表を模して作製した。同地区を流れる里川を境に名所が東西に分けられ、文字は横綱が最も大きく、大関、関脇、小結、前頭の順に徐々に小さく書かれている。

水にまつわる名所は「滝」、「渓谷・沢・湧水・湿原」、「堰(せき)・水路・ため池」の3部門。滝の部門は、東の横綱に、小さな滝が連なっている「薄葉沢の七滝」が入り、西は、大雨が降った後にだけ姿を現す「幻の中ん滝」が選ばれた。

石にまつわる名所は「記念碑・顕彰碑」、「石仏・石塔」のほか「道標・巡拝塔」などが掲載されている。「記念碑・顕彰碑」の横綱は、東が同市里川町にある里美牧場の「開牧の碑」、西は江戸時代に建てられた開墾記念碑の「三古室碑」となった。

番付表はいずれも1万枚を作製。まずは地元の住民に名所を再認識してもらおうと、里美地区の全世帯、約1400戸に配った。協賛した同地区の観光施設や飲食店などにも設置し、無料で配布している。

番付表を手に名所を回りやすいよう、地図を付けるべきだという意見も出たが見送った。観光客から場所の問い合わせを受けた際、議長の中野林平さん(78)は大まかな場所だけを伝え、詳細は「近くの人に聞いてほしい」と答えたという。中野さんは「訪ねていけば新しい交流や発見がある。ぜひ土地の人に聞き込みしてほしい」とにこやかに話した。 

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