金精道路が開通 雄大な景色楽しむ 日光

下野新聞
2016年4月26日

日光市湯元と群馬県片品村を結ぶ国道120号(通称・金精道路)が25日正午、冬季閉鎖解除となり開通した。ことしは暖冬の影響で雪は山肌にしかない状態。訪れたドライバーは眼下に広がる雄大な春の景色を楽しんだ。

道路を管理する県日光土木事務所によると、閉鎖中の道路には毎年平均87センチの積雪があるが、この冬は59センチにとどまり、除雪作業も3月末に終了した。しかし、路面などの補修があり、開通は例年通りの時期となった。

この日に合わせ、本県側旧料金所前には78台の車列ができた。開通式には主催の奥日光湯元温泉旅館協同組合と同市観光協会のほか、日光署や市の関係者が出席。テープカットなどを行い、通行するドライバーに記念品を贈呈した。

一般車列の先頭に立った真岡市清水、会社員高橋誠一(たかはしせいいち)さん(59)は「2年ぶり15度目の一番乗り。前日から待ちました。雪が道路の入り口から残る年もあるのに、ことしは少ないですね」と話していた。

地図を開く 近くのニュース