威勢良く花家体繰り込み 日光・弥生祭

下野新聞
2016年4月18日

 日光の春を彩る弥生祭は17日、日光市山内の日光二荒山神社で例祭などが行われ、参道では祭りのクライマックスとなる花家体(やたい)繰り込みが威勢よく行われた。

 ヤシオツツジの造花などで飾られた東西11町の花家体は、午前10時半ごろから同神社前に集合。時折、雨が降るあいにくの天候だったが、先番(はなばん)当番町の上鉢石(はついし)町を先頭に、参道の坂道を次々と駆け上がった。

 境内に全町が集合すると、各町の使者が互いにあいさつする伝統の「名刺交換」が行われた。おはやしなども奉納され、詰めかけた観光客たちは、華やかな雰囲気を楽しんでいた。

 群馬県藤岡市、主婦橘順子(たちばなじゅんこ)さん(69)は「勇ましく繰り込む人たちの目が真剣でした」と笑顔で話した。

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