《上州真田》息合わせ迫真の殺陣 武将隊がワークショップ 沼田

上毛新聞
2016年4月18日

ㅤ沼田市を拠点に真田氏の甲冑(かっちゅう)姿で観光PRなどをする「上州真田武将隊」は16日、同市民体育館で殺陣のワークショップを初めて開いた。隊員のほか、市内外から参加した子どもから大人まで計32人が刀を使った立ち回りを学んだ。
ㅤ国内外で殺陣指導をする青山郁彦さん(40)=東京都=が講師を務めた。青山さんは「殺陣は実戦ではなく、演劇。相手と息を合わせることが大事」と説明し、刀の構え方や、観客からきれいに見える立ち回りの方法を教えた。
ㅤ参加者は2人一組になり、斬る役と斬られる役に分かれて実践。木刀を使ってつばぜり合いをしたり、胴を斬り抜く動きを体験した。緊迫感を出すために斬られ役の反応の仕方も意識して取り組んだ。剣道をしている酒井玲菜さん(群馬大附属中2年)は「剣道の構えとは違う部分もあって難しかったけど、かっこいい技ができた」と話した。
ㅤ同武将隊は、真田氏を活用した地域活性化に取り組む「上州真田 信之・小松姫プロジェクト」(角田光翼代表)が3月に結成。殺陣経験のないメンバーの技術習得と、活動周知を目的にワークショップを企画した。角田代表は「武将隊といえば殺陣。特訓を重ねてイベントで披露していきたい」と語った。

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