サツマイモ汁 長蛇の列 さくら祭り10日まで 屋台並び花見も

茨城新聞
2016年4月3日

行方市宇崎に昨年10月オープンした体験型農業テーマパーク「なめがたファーマーズヴィレッジ」で2日、「第1回さくら祭り」が始まった。地元特産のサツマイモが入ったけんちん汁の無料配布や、土の中に埋まった“宝物”を探し当てるイベントなど、サクラの花の下で多くの家族連れらが祭りを楽しんだ。

同施設は、学校統廃合により閉校した市立大和第三小学校の校舎、跡地を活用し、菓子製造会社の白ハト食品工業(大阪府守口市)とJAなめがたが共同で建設。食品加工工場と商業施設が一体となっており、焼き芋や干し芋などサツマイモのスイーツの製造、販売のほか、ベーカリーやレストラン、ミュージアムなどもある。

会場にずらりと並んだ屋台の中で、特にけんちん汁の無料配布は長蛇の列。家族と訪れた小美玉市、会社員、男性(45)は「子どもが減ってどんどん学校が統合される時代。廃校を活用してこうした和気あいあいとした交流の場に生まれ変わるのは良いこと」と話した。

会期は10日まで(けんちん汁配布、宝探しは3日まで)。会期中、ベーカリーとカフェはサクラとイチゴのスイーツを販売。レストランではお花見ができるテラス席で特別コース料理を楽しめる。夜桜のライトアップもしている。問い合わせは同施設(電)0299(87)1130

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