「会話シート」、外国客おもてなしの武器に セミナーで使い方指南 日光

下野新聞
2016年3月30日

 【日光】インバウンド(外国人誘客)強化を目指す日光商工会議所は、外国語ができない事業者と外国人が意思疎通ができるように作成した会話シート「日光にこにこシート」の使い方を教えるセミナーを29日、同商議所日光事務所で開催した。作成は国学院大に委託。

 シートはA3判で2枚組で、レストランや土産物店などで予想されるやりとりを五カ国語で表記。「両替」「クレジットカード」などの案内をイラストで表し、「OK、ノー」と合わせて指で示すこと外国人と意思疎通できるよう工夫した。「使用頻度が多いものを選んだ」という。

 この日のセミナーには市内の飲食店や観光施設の関係者ら約50人が参加。国学院大の学生がデモンストレーションを披露した。

 参加した御幸町、和菓子店従業員押山(おしやま)まさみさん(43)は「外国語には自信がないが、シートで少しは心の余裕ができる」と話していた。

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