霞ケ浦南岸、観光地巡り 4市町村連携、試験ツアーに40人

茨城新聞
2016年3月13日

首都圏などから観光客を募集し霞ケ浦南岸の観光地を巡る試験的なツアーが12日、行われた。参加者約40人は約7時間をかけて各地を訪れ、歴史や自然、食などに触れ、霞ケ浦南岸の旅を満喫した。

ツアーは霞ケ浦南岸の土浦、稲敷、阿見、美浦の4市町村の連携事業で、初めて行われた。首都圏から約60キロの近さと豊富な観光資源を県外客にアピールする狙いがある。

ツアーでは、予科練平和記念館(阿見町)、霞ケ浦遊覧(土浦市)、美浦トレーニング・センター(美浦村)、大杉神社(稲敷市)など霞ケ浦南岸約30キロに位置する7カ所を巡った。

パワースポットとして知られる大杉神社では、女性らが熱心に願いを込め、霞ケ浦遊覧では、大勢の参加者が筑波山を望む風光明媚(めいび)な景色を楽しんだ。

参加者は20~30代が中心で「自然や文化、ショッピング施設を訪れて、この地域の魅力を深く知ることができた」「予科練生が実際に使っていた実物が見られて興味深かった」との声が上がった。

4市町村では参加者の声を基に、3月末までに霞ケ浦南岸地域の活性化のための観光計画を策定する。

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