市民100人の演技に喝采 勝道上人描いた音楽劇 日光

下野新聞
2016年3月7日

 【日光】日光開山の祖勝道上人(しょうどうしょうにん)(735~817年)が男体山登頂に成功するまでの道のりを描いた音楽劇「日光開山」が6日、安川町の日光総合会館で上演された。合唱団に所属する市民約100人の熱演に約750人の観客が喝采を送った。

 ことしの市制施行10周年と日光開山1250年を記念し、市などが企画。下野市の作家水樹涼子(みずきりょうこ)さん(54)が自身の小説「聖なる衝動 小説・日光開山 勝道上人」(随想舎)をベースに脚本を仕上げ、小学生からお年寄りまで幅広い年代の出演者が昨年末から稽古を重ねてきた。勝道上人と弟子たちが民衆のために雨乞いを行うクライマックスシーンでは、特別出演の日光山輪王寺の僧侶が読経を披露。終演後、会場が大きな拍手の音に包まれた。

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