春告げる30種の梅 「筑波山梅まつり」きょう開幕

茨城新聞
2016年2月20日

 紫峰に早春の到来を告げる「第43回筑波山梅まつり」(同まつり実行委など主催)が、20日から3月21日までの約1カ月、山の中腹に広がる梅林を会場に行われる。実行委は「暖かい日が続いた影響で、開花が例年より早くなっている」としており、今年の見ごろは早まりそうだ。
 梅林は標高250メートル付近に位置し、広さは4・5ヘクタール。白梅を中心に、紅梅・緑がく梅など約30種類の梅が、1000本ほど植えられている。「展望あずまや」からは、眼下に梅林全体を見渡せ、その先に広がる田園風景や研究学園都市の街並み、さらに好天時には東京の高層ビル群や富士山も望むことができる。
 一方「花」には「だんご」が付きもの。実行委では今年、特別弁当を期間限定で用意。茨城が誇る食材をふんだんに使い、料理人が趣向を凝らして仕上げた一品が散りばめられている。食材は「つくば鶏」「霞ケ浦のワカサギ」「筑波山麓米」「土浦産レンコン」「常陸牛」「ローズポーク」など。値段は1500円、1700円、2000円の3種類。3月の土日祝日、梅林隣のおもてなし館で販売(各10食限定)。
 また来場者への「おもてなし」も多彩。期間中は毎日、お休み処で梅茶が振る舞われ、特設ステージでは名物・ガマの油売り口上が行われる。日曜日はつくば観光大使が出迎え、野点茶会(200円)も開催される。
 オープニングイベントは本日午前11時から特設ステージで。「常陸乃国ふるさと太鼓」や「よさこいソーラン」などが披露される。3月6日には「梅の種飛ばし選手権」、13日には三ツ木清隆さんらによる歌謡ステージも予定されている。
 会場へのアクセスは、つくばセンター(つくばエクスプレスつくば駅)からの直行筑波山シャトルバス筑波山神社入口で下車、徒歩5分。車の場合は会場周辺の市営・臨時駐車場へ。料金は普通車500円。問い合わせはつくば観光コンベンション協会内実行委事務局(電)029(869)8333
(写真は昨年の梅まつりから)

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